
こんにちは、旅好きブロガーの「れい」です!今回は、電車と徒歩だけで巡る鎌倉の1日モデルコースを大公開します。江ノ電の風情ある景色を楽しみながら、歴史ある寺社仏閣、ご利益スポット、そして食べ歩きグルメまで、鎌倉の魅力を余すことなく詰め込んだプランです。春の鎌倉を舞台に、桜が咲き誇る絶景スポットや地元ならではの食文化を存分に味わった体験レポートをお届けします。
第一章:朝食はヨリドコロ|江ノ電とふわふわ卵の共演
江ノ電沿いの隠れ家カフェ

鎌倉駅から江ノ電に乗り、稲村ヶ崎駅で下車。駅から徒歩2分の場所にある「ヨリドコロ」は、古民家風の落ち着きある空間が特徴です。テラス席からは、目の前を江ノ電が走る姿を間近で見られるため、鉄道ファン必見のスポット。朝7時から営業しているので、早めに訪れると混雑を避けられます。
こだわり卵かけご飯の秘密

看板メニューの「こだわり卵かけご飯」(1,380円)は、自家製醤油と特製ダシが決め手。この醤油美味しすぎて途中で足しちゃいました。購入したいくらいです!卵は地元の養鶏場から直送された新鮮なものを使用。白身を泡立ててメレンゲ状にし、黄身をトッピングする独自のスタイルが特徴です。ふわふわの食感と濃厚な黄身が、炊き立てのご飯と絶妙に絡み合います。
絶景テラスでのんびり朝活

テラス席では、江ノ電が5~10分間隔で通過する様子を眺めながら食事が楽しめます。目の前を電車が通るの、電車好きにはたまりません。
第二章:長谷寺|花と観音様が織りなす神秘の世界
江ノ電で移動!長谷駅から徒歩5分

ヨリドコロから江ノ電に再乗車し、長谷駅へ(乗車時間約6分)。駅から約5分ほど歩くと、朱色の山門が目印の「長谷寺」に到着します。
十一面観世音菩薩の圧倒的存在感
本堂に鎮座する高さ9.18mの木造観音像は、日本最大級の規模を誇ります。そのオーラと神秘的な姿に圧倒されました。ずっと昔から、たくさんの人を見守ってきたのだろうな、としみじみ感じてしまいます。春は像の周囲に桜が咲き、より一層神聖な雰囲気が漂います。
弁天窟で探検気分
境内の奥にある洞窟「弁天窟」は、薄暗い中に十六童子や弁財天の像が祀られています。懐中電灯を持参するか、スマホのライトで照らしながら進むスリリングな体験ができます。
見晴台から望む由比ヶ浜
「見晴台」からは、由比ヶ浜の海と街並みが一望できます。私が行ったときは残念ながら曇っていましたが、高台から見える鎌倉の海と街並みに感動しました。
第三章:高徳院|鎌倉大仏のスケール感に圧倒
長谷寺から徒歩10分の距離
長谷寺の参道を下り、10分ほど歩くと「高徳院」に到着します。工芸品店や美味しそうなお店が点在し、散策が楽しいエリアです。
国宝・銅造阿弥陀如来坐像

高さ11.4m、重さ121トンの巨大仏は、1252年の建立当時は金箔で覆われていたと言われています。胎内に入ることも可能で、鋳造技術の高さを間近で体感できます。春は大仏の周囲に桜が咲き、写真撮影のベストシーズンです。私が行った日は桜がまだ咲いていて、感動がさらにアップしました。
大仏様の「おみくじ」体験
境内にあるおみくじは、大仏の形をした陶器製(300円)。中にメッセージが入っており、記念品として持ち帰れる人気アイテムです。
第四章:銭洗弁財天|金運アップのパワースポット

高徳院から徒歩25分の山道
住宅街の中を抜け、緑豊かな山道を進みます。徒歩25分ほど歩くので、のんびり散歩の気分で頑張りましょう。最後は坂道なので、ちょっと頑張らないとです。途中にあまりお店がないので、休憩したい時は、早めに見つけたお店に寄りましょう。私はのんびり歩いて35分ほどかかりました。
お金を洗う儀式の作法

- 境内でお供え用の線香とろうそくを購入し、ザルを借ります。
- ろうそくに火をつけて供えます。さらに線香にも火をつけて線香だいに納め、煙を浴びて身を清めます。
- 洞窟内に入り、右手の社でお参りをしてから水が流れる奥へ進みます。
- 柄杓で3杯ほど水をかけて清めます。
- ハンカチなどで拭ってザルを返します。
銭洗水の伝説
源頼朝が夢で宇賀福神から授かったとされるこの湧水は、鎌倉五名水の一つ。戦国武将・北条時頼も使用したと言われています。
第五章:鶴岡八幡宮|歴史ロマンあふれる鎌倉の中心地
銭洗弁財天から徒歩30分

山道を抜け、住宅街を歩き続けると鶴岡八幡宮に行くことができます。段葛(だんかずら)と呼ばれる参道も、鎌倉駅に向かう帰り道にぜひ歩いてみてください。今回、桜が咲いていて、桜のトンネルを歩くことができました。周りにはお店もたくさんあります。こちらは源頼朝が妻・政子の安産祈願のために造ったと言われる歴史ある道です。
源氏池と平氏池の見どころ

舞殿前にある二つの池は、源氏池に3つの島(三代繁栄)、平氏池に4つの島(四代滅亡)を配置し、源氏の勝利を願った設計。春は池の周囲に枝垂れ桜が咲き、水面に映る姿が幻想的です。
国宝・本殿の建築美

現在の本殿は1828年再建の江戸時代後期建築。彫刻や彩色が施された「権現造り」の様式は、日光東照宮の影響を受けたと言われています。
第六章:小町通り|食べ歩きグルメの楽園

鶴岡八幡宮から徒歩5分
参道を抜け、若宮大路を横切ると「小町通り」の入口に到着します。約350mの通りには100店以上の飲食店や土産物店が軒を連ねます。
絶品グルメ4選
- チーズカレーパン(カレーパン専門店)
パン生地にスパイシーなカレーを詰め、中にチーズをトッピング。焼きたてはチーズが糸を引き、SNSで話題沸騰中。

- しらすかまぼこ(鎌倉海鮮屋)
地元の小坪漁港直送しらすを使用。しらすの風味が美味しく見た目にも可愛いです。

- ミッフィーまん(和菓子処 うさぎ屋)
ミッフィーの顔型に焼いた皮につぶあんやカスタードクリームを詰めた和菓子。

- 大仏焼き(鎌倉大仏堂)
大仏の形をした皮はふわふわでちょっと厚みがあり、中には小豆あんがたっぷり。

第七章:季節ごとの魅力|鎌倉は一年中楽しめる!
夏|紫陽花と海の風
6月は明月院や長谷寺の紫陽花、由比ヶ浜で海水浴が楽しめます。江ノ電の車窓から青い海と紫陽花のコントラストが見事。
秋|紅葉と芸術祭
11月の「鎌倉紅葉まつり」では、鶴岡八幡宮の大銀杏が黄金色に染まります。同時期に開催される「鎌倉芸術祭」では地元作家の作品を街中で鑑賞可能。
冬|イルミネーションと初詣
12月は長谷寺の「光のページェント」、1月1日は鶴岡八幡宮の初詣でにぎわいます。寒さを忘れるほどの熱気が魅力です。
まとめ
鎌倉は車なしでも充実した1日旅が楽しめます。江ノ電沿いの隠れ家カフェ「ヨリドコロ」でふわふわ卵かけご飯を味わった後、長谷寺の巨大観音像や高徳院の大仏で歴史を感じ、銭洗弁財天では金運アップ祈願。鶴岡八幡宮では源氏池の桜を楽しみながら散策し、小町通りではチーズカレーパンやしらすかまぼこなど絶品グルメを食べ歩き。春は桜、夏は紫陽花、秋は紅葉、冬はイルミネーションと、四季折々の表情が魅力の鎌倉。
注意事項としては、今回の鎌倉めぐりはかなり歩くコースになります。帰ってから万歩計を確認したところ20000歩超えていました!鎌倉の街並みをみながら歩きたい人はぜひ行ってみてほしいですが、あまり歩きたくない方は、銭洗弁財天は今回はやめて、高徳院の後は電車で移動し、鶴岡八幡宮に向かうのが良いかと思います。見所がたくさんの鎌倉、ぜひ行ってみてください。